みなさんこんにちは!
3月に入り新卒採用がスタートしたということで始まった
シリーズ(?)第二回目となります。
今回は「会社選び」についてお話ししたいと思います。
沢山ある制作会社の中で、どうやって自分に合った
会社を選ぶのか、皆さんお悩みになると思います。
今回はそんな「会社選び」の方法についていくつか
お話ししたいと思います!前回同様、話半分でお願いします(笑)
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大前提としてお話ししたいのですが、違う制作会社に入ると
仕事の内容が大きく変わる、ということはありません。
例えば制作会社Xと制作会社Yが、どちらもZという番組を担当しているとします。
その場合、制作会社XでADとして働く場合と、制作会社YでADとして働く場合では、
仕事の内容に大きな違いはないということです。
もちろん社内のルールや仕事の進め方などに多少違いはあるかもしれませんが、
番組制作の仕事内容は基本的に大きな違いはありません。
「もし仕事内容に大きな違いがないのであれば、どうやって入る会社を選ぶの?」と
思う方がいらっしゃると思います。
そこで今回は、「こんな軸で会社選びをしてみては?」というお話を
みなさんにお伝えしたいと思います。
<番組で選ぶ>
もしやりたいジャンルや番組がある方は、この方法が一番簡単かもしれません。
「番組名(ジャンル)+制作会社」で検索すれが一気に出てきます。
バラエティーに強い会社、報道系に強い会社など制作会社によって特色があります。
ジャンル以外でも、特定のテレビ局に強い制作会社などもあります。
たまに弊社を受けて「ドラマの仕事がやりたいんです!」という方がいらっしゃるのですが、
そのような方には「ドラマを沢山やっている制作会社を受けた方が良いですよ」とお伝えしてます(笑)
もちろん絶対に出来ない!ということはありませんが、やりたいことがあるのであれば、
達成する上で一番近道になる方法を選ぶのが良いではないでしょうか?
この業界で「やりたいこと」や「明確な目標」がある人ほど、その制作会社が何を作っているのかを
しっかり調べて、ご自身にとって一番の近道になりそうな会社を選んだ方が良いと思います。
どちらにせよ、自分が受ける会社がどのような番組をやっているのかは、
最低限調べた方が良いとは思いますが(笑)
<条件面で選ぶ>
ここからは
「テレビ業界で働きたいけど、明確な目標や絶対に成し遂げたいものがあるわけではない」
と思っていらっしゃる方向けの選び方の話になります。
テレビ業界は夢のある仕事ではありますが、もちろん生きていくにはお金も必要です(笑)
条件面の比較も非常に大事です。
給料や福利厚生で選ぶというのも立派な選択肢の一つです。
また条件面というと真っ先に給与を想像しますが、昇給・昇格の基準や、社内の制度など
求人やホームページに掲載されている内容はしっかり確認しましょう。
求人を読んで分からなかったことや、気になったことは面接で聞いてみるとよいでしょう。
ただし条件面の質問ばかりすると、印象が悪くなる可能性があるのでご注意を(笑)
他の質問と織り交ぜながら聞くことをお勧めしますw
<会社の規模で選ぶ>
制作会社も社員数人の会社から数百人規模の会社まで様々あります。
「大きい制作会社、小さい制作会社のどちらが良いか?」というのはありません。
どちらもメリット・デメリットがあります。
大事なのはどちらの方が自分に合っているのかです。
大きい制作会社では、担当する番組も数が多く、人も多いので
業務が分業・管理されている会社が多いように感じます。
やりたい番組につけたりするチャンスがあるかもしれません。
一方で、人数が多いということは自然とライバルも多くなります。
チャンスの絶対数は小さい会社よりも多いのは間違いないですが、
それを争うライバルが多いのも事実です。
逆に小さい会社では担当する番組は少なくなりまし、
業務も分業されていないケースが多いです。
一方で個人の業務範囲が広くなるので、学ぶ機会も多いです。
他の会社であったらディレクターがやるような業務を
ADが任せてもらえたりもします。
業務範囲が広いことが、「学ぶチャンス」と思える人にはお勧めです。
逆に「仕事が増える」と思う人はお勧めしません。
<社風・働く人で選ぶ>
これは非常に難しいです!でもこれが一番知りたい事だったりもしますよね(笑)
こちらは私の経験と私見(多分に含まれていますw)を踏まえて、
3つのステップで説明したいと思います。
➀どんな会社かを調べる
まず会社を知るうえで、会社のホームページをチェックするのはマストです。
ホームページや会社が運営するSNSなどから、「こんな会社なのかな?」と
想像を膨らませていきましょう。
会社の理念や大切にしていることが何なのかを調べます。
調べた内容に対して、自分が100点中何点共感出来るかを考えましょう。
➁会社が求める人物像を想像する
ホームページやSNS、求人情報をしっかり読み込んだら、
「会社が求めている人物像」について想像してみましょう。
これは可能な限り具体的に考えましょう。
「この会社が求めている人はこんな性格だろう」
「こんなスキルを持っている人が求められているのでは?」
「会社が求めているのはこのような経験をした人では?」
ちなみにここで言うスキルや経験というのは、テレビ業界の専門的なものを
指しているわけではありません。
「未経験可」の求人でしたら、通常そのような経験・スキルは求められません。
例えば「コミュニケーション能力」であったり、「〇〇を達成した経験」など
学生の皆さんでも得られるものになります。
それを踏まえた上で「会社が求めているもの」が何なのかを想像しましょう。
「人物像」が絞り込めたら、
「自分はその人物像に合致しているのか?」
を考えてみましょう。
自分のことになるとどうしても客観的になるのは難しいので、
友達や周りの人に聞いてみるのも良いかもしれません。
もちろん100%合致するケースはほぼないですから(笑)
「〇%」または「〇点」といったように評価してもらうのも良いでしょう。
➂面接で答え合わせをする
そして面接を受けます。
当然ながら「会社との相性」「人との相性」を測る上で一番大事なのが面接です。
面接は皆さんが選考されるだけでなく、皆さんも会社を選考する場になります。
自分が想像していたことや、自分自身の特性がどれだけ会社と合致しているのか、
答え合わせをする場だと思ってください。
もし面接について1つアドバイスさせていただくならば、「違和感」に敏感であってください。
面接で違和感を感じたり、
「あれ?(悪い意味で)想像していた感じと違うな。」
「ホームページで〇〇って書いてあったけど、言っている事全然違うな。」
みたいな印象を面接で持つことがあるかもしれません。
(私の経験上)そのような違和感や直感は正しいケースが多いです。
たとえ大本命の会社だったとしても、違和感を感じたら危険信号だと思ってください。
入った後に「こんなはずでは...」とならないためにも危険信号に敏感であることは大事です。
「人」の部分では、面接官と話しながら、「この人と一緒に働きたいか?」を考えてください。
面接を1年目のADが担当するなんてことはあまりないと思います(笑)
その会社である程度の責任ある立場の方が担当します。
弊社の場合ですと
一次面接→人事
二次面接→ディレクター・プロデューサー
最終面接→代表
上記のような役職の人間が面接を担当します。
「この人が上司だったら自分はやっていけるだろうか?」
そんなことを想像しながら、会社との相性について考えてみましょう。
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さて皆さんいかがでしたでしょうか?
多少なりとも参考になれば嬉しいです。
最後に!今まで話したことをちゃぶ台返しするようで申し訳ありませんが、
私は面接でお会いした学生さんほぼ全員に「沢山の制作会社を受ける」ことをお勧めしています(笑)
調べたり、考えることは非常に大事ですが、会って話すこと以上に、
生の情報を得る方法はないと思っています。
それに調べることも、面接も、やればやるほど上達しますのでw
もちろん、やりたいことが決まっている方や、絶対に譲れない条件がある方は
それに合致した制作会社を受けられたら良いと思います。
一方で、
「自分にどんな制作会社があっているのか分からない」
「漠然とテレビ業界に入りたいが、何をしたいのか分からない。」
こんな方こそ色々な制作会社を受けて、「自分に合っているもの(会社)」を
探していただきたいと思います。