みなさんこんにちは!
今回はスタッフインタビューということで、新卒1年目の岩城くんにお話を聞きました!
現在はテレビ朝日の「中居正広のニュースな会」のADをやっている岩城くん。
入社前から現在のお仕事についてまで、色々お話を聞きました。
報道関係の番組なので、バラエティとはまた違う仕事の流れもなかなか興味深かったです。
<テレビ業界を目指すきっかけは某アーティストのコンサート>
(どうでもいい雑談がしばらくあった後で)
丸谷:
何話そうか。
岩城:
これ何話すんですか?
丸谷:
いや、特に決めてはいないんだけど(笑)
岩城:
そんな感じですか?(笑)
丸谷:
岩城くんについて色々知ろうって会です(笑)
岩城:
何でも聞いてください!今日は時間あるんで!
丸谷:
(ちょっと暑苦しいなw)う~ん。じゃあテレビ業界入るまでの話から聞こうか?
岩城:
きっかけは、母親と見に行ったSMAPのコンサートです。
丸谷:
そう言ってたね。見た時どう思ったの?
岩城:
この人たちといつか仕事したいなぁって。
丸谷:
いきなり夢かなっちゃったね(笑)
岩城:
そうなんです。もう叶っちゃったんですよ(笑)SMAPのコンサートを見て、テレビ業界を目指そうと思って東京の専門学校に入りました。
丸谷:
あれ?「ザ!鉄腕!DASH!!」のロケ現場の話は?
岩城:
いや、今日はその話はいいです。
丸谷:
あ、そう(笑)
岩城:
あれは高校生の時に…
丸谷:
(結局話すんかい!)
岩城:
たまたま、「ザ!鉄腕!DASH!!」のロケ現場に鉢合わせまして、ロケバスに何人かスタッフさんらしき人たちがいたので自分から声を掛けました。「自分テレビの仕事やりたいんですけど、どうしたらいいですか?」って。そしたら、「テレビやりたいなら東京来た方がいいよ。」って言われたので…
丸谷:
それで東京の専門行くことにしたんだね。
岩城:
そうなんです。
丸谷:
普通の大学は受けなかったの?
岩城:
受けました。親に受けろと言われたので。
丸谷:
あ、そうなんだ。結果は?
岩城:
全部落っこちました(笑)
丸谷:
そうなの!?(笑)
岩城:
まあ専門行きたかったんでワザと落ちたんですけどね(カッコつける)
丸谷:
いや嘘だろ!(笑)
岩城:
すみません。普通に落ちました(笑)
丸谷:
(笑)専門入ってからはちゃんと勉強してたの?
岩城:
メチャクチャしてましたよ!
丸谷:
(疑いの目)
岩城:
いや、本当です(笑)
↑ポーズ取ってみてといったらこんな感じになりました…
<daInaRIに入社した理由はやりたい番組があったから>
丸谷:
その後専門入って、2年目に就活を始めて、daInaRI受けたんだよね。
岩城:
そうですね。
丸谷:
daInaRIに入社した理由は。
岩城:
そうですね~。何でだろう?(笑)
丸谷:
おい!(笑)
岩城:
いや、一応内定は4社くらいもらったんですよ(ちょっとドヤ顔)
丸谷:
おお…(苦笑)
岩城:
一番最初に内定くれたのがdaInaRIだったんですよね。
丸谷:
へーそうだったんだ。
岩城:
あとはやっぱり自分がやりたい番組をやってる会社だったんで。
丸谷:
なるほどね。もともとうちの会社も番組名で検索したって言ってたもんね。
岩城:
そうなんです。だからここにしようと。
丸谷:
そしたらまさか最初からその番組を担当するという。
岩城:
ビックリでしたね。
丸谷:そういえば最初は違う番組担当するって伝えてたよね(笑)
岩城:
そうなんです。で、入社前にミーティングがあるから来てと言われて、担当割の紙を見たら「あれ?」って。
丸谷:
はははは!
岩城:
最初は「これ間違ってるぞ。」って思いましたもん。
丸谷:
まあそれはそうだよね。
岩城:
で、話聞いてたら「あ、本当に『ニュースな会』の担当なんだ」って。
丸谷:
ビックリした?
岩城:
めちゃくちゃビックリしましたよ!
丸谷:
ごめんね~。あらかじめ言おうかと迷ったけど、サプライズにしようと思って黙ってました(笑)
岩城:
まあ嬉しかったんでいいですけど(笑)
<入社前の自分に会えたらもっと勉強しろって言います(笑)>
丸谷:
じゃあ就活してた頃の自分。もう入社が決まってて、これから社会人になるっていう自分に、社会人・新人ADになる前にこれを準備しとけってアドバイスするなら何て言う?これちゃんとやっておけばよかったなとかある?
岩城:
もっとちゃんと学校行っておけばよかったなって思います。
丸谷:
ああ。専門学校?
岩城:
専門学校です。
丸谷:
勉強?
岩城:
はい。
丸谷:
ちゃんとしてないじゃん!
岩城:
いやいやいや(笑)
丸谷:
さっきめっちゃ勉強してたって言ってたじゃん(笑)
岩城:
いやいやいや(笑)もっとやっておけばよかったなって意味です。
丸谷:
なるほど。具体的にはどういったことをやっておけばよかったって思う?
岩城:
プレミアの使い方をもっと分かっておけばよかったとか。ワードの使い方をもっと理解しておくとか。
丸谷:
確かにワードは大事だよね。
岩城:
そうですね、そのへんですね。ワードとかエクセルとか。プレミアとかはまだそんな覚えなくていいんで。
丸谷:
さっきやっておけばよかったって言ってたじゃん(笑)
岩城:
でも出来たら便利だなとは思います。
丸谷:
それはそうですよね。ワード、エクセルは沢山使う?
岩城:
めっちゃ使いますね。リサーチは毎回ワード使いますし。そうですね。ワードやっておけば…。
丸谷:
入社前に言ったのに。ワードとエクセルやっておきなって。
岩城:
言ってましたっけ(笑)
丸谷:
言ったよ!あとタイピングも。
岩城:
でもタイピングは大分早くなりましたよ!
丸谷:あ、本当?もうブラインドタッチできる?
岩城:
いや無理です!
丸谷:
無理なんかい!(笑)
岩城:
でも前に比べたら大分早くなりました。
丸谷:
そうですか。確かにADさんの仕事って文字を打つ業務多いもんね。
岩城:
文字越しとか。めちゃくちゃやりますね。
↑ソファーでインタビュー受けてる風(笑)
<ちょっと空気読めるようになりました(笑)>
岩城:
他に何か聞いてくれないんですか?
丸谷:
(苦笑)う~ん。
岩城:
何でも聞いてくださいよ!今日は時間あるので!
丸谷:
(そろそろ帰りたいなぁw)でもさあ、仕事で何が大変って聞いても「何も苦じゃない。」って言うし、何が楽しいって聞いても「全部楽しい。」っていうからさ、話が広がらないのよ(笑)
岩城:
そうっすね。でも本当に苦じゃないんですもん。
丸谷:
まあそれはよいことなんだけどね。う~ん。じゃあ今、具体的にどんな仕事してるの?
岩城:
今の番組では、パネル担当のADとVTR担当のADに別れるんですけど、自分はVTRの担当をしています。その週のやることがきまったら、素材出しをしたり、危機管理といってテロップやナレーションの内容が間違ってないかとか調べてチェックする業務をやっています。この文献にこう書いてありますとか、テレ朝の他の番組でこのように報道されてますとか、プロデューサと一緒に確認します。あと何してますかね?
丸谷:
え?もう終わり?(笑)
岩城:
いや、他にも色々やってますよ!(なぜか偉そう)あと箱に入って…
丸谷:
(笑)じゃあ順を追って話してもいい?最初に全体の企画会議があるじゃない。そこでもうやる内容は
全部決まっているものなの?
岩城:
いや、そこではまだ何となく方向性が決まるだけで、自分たちADはそれに関連するリサーチを色々やってます。そのあと、もう1、2回の話し合いがあって、実際にやるものが確定していきます。
丸谷:
なるほど。ミーティングが何回か行われてから細かい内容が決まるんだね。
岩城:
会議でやることが決まって、こういうVTRを作ろうっていうのが決まったら、担当するディレクターさんから「〇〇の(映像)素材を出して」みたいな指示が来るので、自分たちADが素材出しをします。素材が集まるとD(ディレクター)がオフライン(仮編集)して一つのV(VTR)にまとめます。そして、オフラインしたものを見ながら今度は僕たちがテロップ原稿やナレーション原稿に起こします。映像と原稿が出来上がったら、箱(編集室)に入って、さっき言った危機管理もその時にやって…
丸谷:
あ、そのタイミングでチェックが入るんだね。
岩城:
そうなんです。箱に入る前に危機管理のチェックをして…
丸谷:
そこで「これダメじゃない?」ってなったらその場で変えるの?
岩城:
その場で変えます。そしてチェックが終わったら箱に入ります。編集が終わると、その次にナレ撮り(ナレーション撮り)があるので、それが2時間くらいの作業で立ち会います。そしてミックスして、テープに出して、そのVTRが完成したらそのあと収録です。収録が終わるとまた危機管理を行います。
丸谷:
これはさっきのとは別の危機管理?
岩城:
別です。さっきのはナレーションの危機管理です。今度はVTRの危機管理をやります。「この素材はどこから持ってきたの?」とか。
丸谷:
VTRとかスタジオ収録が終わった後にやるんだ。
岩城:
そうなんですよ。
丸谷:
でも収録終わった後に「やっぱりこれダメじゃない?」とか出ないの?
岩城:
よっぽどのことがない限りはないです。ちゃんとしたところから借りてきているので。「ここはどこから許可もらってるの?」「これは〇〇から借りてきた素材です。許可も出てます。」みたいな。
丸谷:
なるほどね。
岩城:
そして本編の編集に入って、テロップの直しやらやって、あと何するんですかね。何してましたっけ?(笑)
丸谷:
いや、知りませんよ(笑)そういえば、スタジオ収録中は何してるの?
岩城:
僕は編集が終わったあとはテレ朝戻って、ロール1とかハード(ドライブ)が上がってくるので、それをコピーして、チーフディレクター用にプロジェクト作ります。そして渡すまでの工程をやります。
丸谷:
ん?それはスタジオ収録が終わったら?
岩城:
スタジオ収録中です。
丸谷:
え?撮りながらデータを出してるってこと?
岩城:
そうです。撮っているものをその場でコピーしてます。
丸谷:
へー超リアルタイムで動いているんだね。
岩城:
そうですね。そして収録が終わった1時間後くらいにはデータを(チーフ)ディレクターに渡して、また箱に入ります。(チーフ)ディレクターがスイッチング(画面の切り替え作業)をやって、編集します。必要があれば、再度ここでナレ撮りを行います。そのあと完成したものをテープに起こして終了です。
丸谷:
ちなみに箱に入っている間は何してるの?
岩城:
最初は途方にくれてましたね。
丸谷:
(笑)え?何もやってないの?
岩城:
何もやってなくはないですけど…それこそテロップの訂正が入ったらそれを修正したりとか…
丸谷:
テロップの修正を岩城くんがやってるんだ?
岩城:
あ、自分が直すのは原稿です。
丸谷:
ああ、テロップ原稿ね。
岩城:
そうです。そしてテロップ原稿を修正したら、それを編集の人に渡して直してもらうという。他にもディレクターと一緒に修正箇所がちゃんと直っているかの確認を行います…ぐらいですかね。今自分がやらせてもらえているのは。そこから先はまだ出来ないです。先輩たちは忙しそうに何かしてるんですけど、自分はそれを見守ってます。
丸谷:
そこでヘラヘラと「せんぱーい、頑張りましょうよ!」とか言わないの?(笑)
岩城:
さすがにそれは言わないです。そこの空気は僕でも読めます(笑)今は違うぞとw
丸谷:
なるほどね。
岩城:
最近それが出来るようになりました。
丸谷:
はははは!
岩城:
最初の方は「今ちょっといいですか?」って無神経に声かけちゃったんですけど。
丸谷:
今は分かるようになったと。
岩城:
あ、今は話しかけたらマズイやつだなと(笑)
丸谷:
成長しましたね(笑)じゃあ話を戻しましょう。編集が終わりました。
岩城:
編集が終わったら、必要な場合は再度ナレーション撮りをやって、もう一度音のミックスをやります。ミックスが終わると、プロデューサーや演出のチェックが入ります。そこで再度修正の指示が入ったら、箱で待機している僕が修正して、修正したものを写メに撮ってグループLINEに流します。「ここ修正しました。」みたいな形で全体に報告します。そんなやり取りを何度か繰り返して、完成したら、最終チェックが入って完成です。完成したら最後にテープ出しをして終わりです。
丸谷:
なるほど。そしてそのテープが放送されると。放送が終わったらあとは?
岩城:
放送が終わったら、箱の片づけして、同録を作って、同録のラインアップ表を作ったら1サイクル終了です。
丸谷:
怒涛の1週間が終わり、週末は寝ると(笑)
岩城:
爆睡してますね。日曜は時々遊びに行きますが。
丸谷:「
ニュースな会」は休みが固定されているのがいいよね。
岩城:
本当にそれです!友達とかと遊びにいく予定が立てやすいのでとてもありがたいです。
↑岩城氏、仮眠をとるの図(笑)
<ADで大事なのは気遣いと元気>
丸谷:
これからテレビ業界目指そうって人に何かアドバイスとかある?
岩城:
アドバイスですか?(笑)
丸谷:
こういうことやった方がいいよとか、こういう人はテレビ業界向いているよとか。
岩城:
(しばらく考えて)気遣い…
丸谷:
…(笑)岩城氏はどうなんですか?気遣い出来るんですか?
岩城:
(早口で)出来ません(笑)
丸谷:
(爆笑)ダメじゃん!
岩城:
あとヘラヘラしない。
丸谷:
それ自分じゃん(笑)
岩城:
はい(笑)
丸谷:
「ヘラヘラすんな!」って怒られたの?
岩城:
いや、怒られたことはまだないです。
丸谷:
まだ…ね…
岩城:
でも僕思うんですけど、真面目な人とより、ヘラヘラしてる人と働いた方が楽しくないですか?
丸谷:
(笑)でも40歳とかでヘラヘラしてたらやばいでしょ!
岩城:
まあまあ。でも自分まだ20代なので。
丸谷:
うん。許されるのは今だけですね(笑)まあ仕事をする上で明るさは大事だけどね。
岩城:
そうです!それです!僕は明るいんです!元気なんです!!
丸谷:
(笑)うん。いいと思うよ。テレ朝での岩城くんの評判はいい感じですかね?
岩城:
たぶんうるさい奴くらいにしか思われてないです。「あいつ今日もうるせーなー。」って。
丸谷:
(笑)
岩城くんありがとうございました!
まだまだ覚えることも多くて大変だと思いますが、本人は楽しく頑張っているようです(笑)
これからの成長に期待してます!!