みなさんこんにちは!
人事の丸谷です。
先日、簡単に概要を書いた「人事がAD体験してみた」シリーズの第2弾です。
まあ前回が「概要」だったので体験記としては実質第一段でしょうか?
今回は「ロケ収録編」です!
とはいっても、今回私が体験したのは実際のAD業務のほんの一部ということをご了承ください。
実際には前準備などはもっと沢山あるはずです。
私が今回体験したのは…
◆収録機材の手配
◆移動中の荷物運び
◆ロケ場所でのセッティングの
◆撮影(ほんのちょっぴり)
◆承諾書の記入・回収
大きく分けると上の5つになります。
(その他にも現場では色々なことが発生して臨機応変に対応することが求められます)
<収録機材の手配>
制作会社は機材を持っているところもありますが、ほとんどの場合は収録の際にレンタルします。
機材を会社で持っていると、メンテナンスや手入れが大変で、機械の専門知識がないと難しいです。
ですから、この業界には様々な機材をレンタルしてくれる会社さんがあります。
必要な時に持ってきてもらって、収録が終わったら回収してもらう。
メンテナンスもばっちりされているので、故障トラブルなども起きない!
ちなみにdaInaRIでは長期リースをしているカメラと三脚が一台ずつ置いてあります。
今回はロケで使うカメラと三脚を発注しました。
(収録時間が長い時は、SDカードなどのメディアも発注します)
ディレクターさんは機種名をそらで言えるんですね(笑)まあ当たり前なのでしょうが…。
私は何のこっちゃっと思いながら電話をして先方に発注。
「分かりましたー。ありがとうございます!」と一瞬で終わりました。
(普段は人事をやってる私なので、先方さん驚いていましたw)
今回はディレクターさんたちが自分でカメラを回しましたが、もっと大きい現場で、カメラも数台使って
収録するような場合は、カメラマンさんも発注したりします。
<移動中の荷物運び>
そしてロケ当日。
荷物を運んで移動。
今回は電車移動、タクシー移動両方のパターンがありました。
タクシー移動の時は、時間通りすぐに出られるように、予め手配しておきます。
収録用のカメラはなかなか重いです!
運動不足の私には正直しんどかったです(笑)
「もっと運動しておけば…」と思いながらあちらこちらを移動しました。
2回のロケを通して、タクシーのすばらしさを実感しました(笑)
今回はカメラ機材と、ちょっとした書類ぐらいですが、もっと規模が大きいロケになると荷物も増えます。
ロケ地が遠い場合は、滞在先に郵送して現地で受け取ることもあるそうです。
<ロケ場所でのセッティング>
そしてロケ場所に到着!
カメラ、三脚をセットし、ディレクターさんが撮影の準備をします。
今回は予め下見などに行っていなかったので、ディレクターさんがその場でどうやって撮影するかを考えました。
光の強さや背景を考慮しながら、どこで、どの角度で撮影をするかを決めていきます。
ADはディレクターさんの指示に従って、物を運んだり、どけたりしてセッティングをしていきます。
ご出演いただく人に、撮影の流れを説明して、準備は終了です!
<撮影>
セッティングが終わったらいよいよ撮影!
今回は私も、「お店に入っていくスタッフ」を撮るために、カメラを持った芝田さんの後ろからついて行って、
ちょっぴり撮影に参加させていただきました。
カメラをブラさないコツは「脇をしめる」なんだそうです。
普段、写真や動画を撮るときにも使えそうです!
↑撮影中は真剣そのもの。
ディレクターさんたちの仕事を見ていると、ある意味モノづくりの職人さんに通ずるものを感じました。
写真の芝田さんは「物撮り(ブツ撮り)」をしている場面です。
人物や動物ではなく、動かない物や商品を撮影することを「物撮り」と呼びます。
動かない物でも、ただセットをしたものをカメラで撮影するわけではありません。
遠くから撮影し始めてズームしてみたり、ズームした状態から少しずつ離れたり、商品を下から上に撮影したりと、
数パターンで撮影をしておきます。
撮影中は邪魔にならないようにひたすら後ろで待機していました(笑)
そして撮影も無事完了。
<承諾書の記入・回収>
撮影が終わった後にもう一度AD丸谷登場!
一般の方に出演いただいた時は、出演をOKしてもらった証拠として、「承諾書」に署名していただきます。
勝手に撮影して使うわけにはいきませんので!(笑)
承諾書に記入していただき、回収が出来たら撤収!
また重い機材を持って(笑)次のロケ地に向かいます!
(この日は2件のロケ地を回りました)
私のロケ体験記はこのような感じでした。
今回は平岩社長と芝田さんのロケに同行しましたが、インタビューの撮り方や、聞き方も人によって
色々あるのだなあと勉強になりました。
撮影場所や設定によって、撮影時の導入方法を変えたりしていました。
上でも少し触れましたが、ディレクターの仕事はある意味職人に通ずるものを感じました。
特にすごいなあと感じたのは、お二人ともカメラ越しの画を撮っているのではなく、テレビの画面に表示された時に、
どう見えるのか!?を考えて撮影をされていたことでした(素人の意見ですみません…)
カメラや編集ソフトという「道具」を使って、テレビ番組という「作品」を作り上げる!
「考える」部分と実際に「作り上げる」作業の両方をやるテレビディレクターは「クリエイティブな職人」という
呼び方がぴったりだなあと感じたロケ体験記でした。
次回はスタジオ収録について書きたいと思います。お楽しみに!!